風配図をつくる(3)
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第3章 風配図の見た目を整える
円図形や文字図形で目盛りや軸の名前を作成します。
風配図見た目を整えるため、ここでは文字図形で4方位(東西南北)の名前と目盛りの値、円図形で目盛り線、直線図形で4方位の軸を作成します。
作成する図形の種類が多いためネットワークが少し複雑にみえますが、ひとつひとつの手順は簡単です。
円図形で目盛りの線を作成します。風配図全体の半径をあらかじめ設定しておき、その半径を等分割する目盛り線を作成します。
値を当分割するには「Range」ノードを用います。「rad」ノードで入力した半径を等分割した値のリストをつくります。
その値のリストを円を作図する「Circle」ノードに入力することで、半径を分割間隔だけ増大しながら繰り返し円を作図します。
直線図形で4方位の軸を作成します。4方位の軸の始点と終点の座標を半径の値をもとに作成します。
- 東: 始点( 0, 0 ), 終点( 半径, 0 )
- 西: 始点( 0, 0 ), 終点( -半径, 0 )
- 南: 始点( 0, 0 ), 終点( 0, -半径 )
- 北: 始点( 0, 0 ), 終点( 0, 半径 )
作成した座標を「Line」ノードに入力して軸を作図します。
文字図形で4方位の名前を作図します。ここではデータパレットに入力した文字を図面上に作成するノードを用います。
>>「CreateText」ノードダウンロードページ
作成した4方位の文字図形を、軸の終点の座標に「Move」ノードで移動します。
文字図形を用いて目盛りの数値を表示します。風配図の風向頻度の最大値と半径の分割数から各目盛りの値を算出し、
その値を文字図形で図面上に作図します。作図した目盛りを各目盛り線の座標に「Move」ノードで移動します。
風向の頻度を反映した円弧図形と、これら見た目を調整する図形を合体させて風配図の完成です。