春のVectorworksソリューションセミナー/東京
第2回
今回も大変多くのみなさまにご参加いただき大盛況で終了しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
ソリューション1
『公共電気設備の複合工材料を簡単に算出する方法』
大城戸 昭行 氏
様々な集計を正確且つ効率よく行えるようVectorworksのワークシートを使用して集計作業を行われている大城戸氏。 図面が手描きの頃は材料の計算も手計算で行っていたため作業に長時間を要しており、間違いも多く訂正にも苦労されたこともありコンピュータを導入。そこで、PCと共に導入されたのが作図と共に表計算が行えるVectorworksでした。
現在は複合工材料毎にテンプレートを作成し、データで管理できることから効率よく業務を行えるようになったとも。複合工材料拾い出し書の作成法として地中箱築造工でのハンドホールの断面図や掘削図との計算式、架台床築造工ではアスファルト切断・補修の詳細図の計算式をワークシートで作成され、数値入力だけで算出できる工程をご紹介いただきました。参加された皆様も今回のセミナーをきっかけに、便利なツールの一つとしてワークシートに興味をもっていただけたようでした。
【参加された方からのコメント】
- ワークシートは使用せず、エクセルで計算させていたがこの機会に利用してみようと思った。
- ワークシートの利用法に得るものがあった。

ソリューション2
『プレゼンテーションアイテムにおけるアニメーションの有効性』
藁谷 美紀 氏
プレゼンテーションの手法の一つにアニメーションがありますが、その必要性やメリット・デメリット等、様々な角度から分析した結果をお話いただきました。 藁谷氏は、まだプレゼンテーションにアニメーションまで利用されているケースは少なく、今はその過渡期であると答えていました。
まず、Vectorworksのアニメーション取り出し方を説明され、次に、作成アニメーションを作成するにあたり(ファイル容量や作成時間等)いくつかの問題点を挙げ、最後は様々な実験を繰り返し、その問題点を解決する最適な方法を探られた結果をご説明いただきました。
様々な実験で印象的だったのは、回廊を廻るアニメーション作成でした。Vectorworksのパスに沿ってアニメーションを撮る方法では、軌跡をスプラインで動く仕様になっている為、どうしてもコーナーを廻る際に、外側へ膨らんだ動きをします。それをいかに最小に抑えるかを何度も実験を重ね見出されていました。何時間もかけて見出したノウハウを惜しみも無くお話しされる藁谷氏に、感服するばかりでした。
セミナー終了後に、藁谷氏は「誰かがノウハウを伝授、またその続きは誰かが実験を行い伝授。その繰り返しができればと良いと思う。そのためには誰かが最初にやらなければ」とコメントされている姿が印象的でした。
【参加された方からのコメント】
- アニメーションの「工夫」の具体的な情報が聞けたことがすごくよかったです。
- 大変興味深いセミナーでした。
- とてもおもしろかったです。先生は凄いです

